ものづくりの力、人づくりの力。松永工場の歩みとこれから
信頼を形に。松永工場のものづくり。
松永工場では、営業部と連携しながら、注文加工製品の製作を中心に行っています。図面をもとに「どう加工するか」を考え、お客様のご要望に合わせて、最適な加工方法を選び、一つひとつ丁寧に形にしていきます。
工場には、機械による加工と、手作業による加工の両方があり、一般的な製品はもちろん、形状が複雑だったり、精度が求められるような特殊な加工まで、幅広く対応しています。機械加工では高圧水や刃物でCADデータの指示通りに複雑な切断加工を行います。精度も非常に高く、納期の短縮にもつながっています。
中には「メーカーでは保証できないからうちでは受けられない」と言われたような案件を、お客様の了承を得て引き受けることもあります。そういう仕事を任せてもらえるのは、これまで積み重ねてきた会社の信頼と歴史があるからこそだと思います。


松永工場の設立。進化と安心が両立する職場。
入社して十数年になりますが、当時はまだ松永工場がなく、本社横(現在の物流倉庫)で加工の仕事をしていました。その後、2014年に松永工場ができてからは、設備や機械もどんどん更新され、今では当時の5倍、6倍の規模に。環境もとてもきれいになって、働きやすさは格段に上がりました。
13年前は、今のように新入社員を積極的に採用する文化はなくて、誰かが退職したらその分を採用する、という形でした。だから当時はベテランが多くて、若い人はほとんどいなかったんです。それが今では、若手がどんどん増えてきています。ここ数年でずいぶん活気が出てきましたね。
入社してきてくれた方は、みんな本当に辞めないんです。もちろん仕事をきっちりと丁寧に進める上で厳しい面もあります。ですが、人間関係については、様々な年齢の職人がいる中で、上下関係が厳しいとか、派閥みたいなものは全くない。誰とでも相談がしやすい空気が流れています。誰かが意識して作ったものではなくて、気づいたらそうなっていた感じですね。だからこそ、みんなが心地よく、長く働き続けているんだと思います。


若手が考えて決断する日工の環境づくり。
若手たちを見ていると、やっぱり自分で考えているなと思います。別に、仕事のやり方を教えてないわけじゃなく、ちゃんと教えることは教えます。場数を踏んでいくうちに、自分なりに考えるようになるし、少しずつ自分で判断して、決めるようになっていくんですよね。
「あ、今ちゃんと考えたな」って感じる瞬間があって。そういう時は、やっぱり嬉しいですね。自分で考えて動けるようになってるんだなって思うんです。それって、会社の空気にも通じてると思うんですよ。
社長も細かいことはあまり言わなくて、「こういう会社にしていこう」って年に数回方向を示してくれるくらい。あとは「その想いに託す」って感じです。だからこそ、自分たちで考えて、動いて、結果を出す。その結果に対しては、しっかり評価してくれる。その環境があるからこそ、若手も僕らも、みんなが自然と成長していけるんだと思いますね。


「こんな工場になったらいいな」って思える未来に向かって。
うちの工場で働く人たちが、朝起きて「今日も仕事か…」と思って欲しくないんです。もちろん仕事だから、大変なことやうまくいかない日もあるけど、「仕事以外の何か」で行きたくないと感じてほしくない。仲間がいて、自分の仕事があって、1日が動いていく。「行ってみたら楽しいよ」って そういう工場になっていけたら、一番幸せな状態だと思います。
若い人から見ると、僕らの世代は少し距離を置いているように見えるかもしれません。でも、本当はちゃんと見てるんです。自分の力で考えて動けるようになることが一番だし、若い人にはそうなって欲しいと思っています。その意味に、いつか自分が上の立場になったとき「なるほどな」と気づいてもらえたら嬉しいです。
